秘境の駅 坪尻駅



久しぶりに坪尻駅を訪問した

土讃線の坪尻駅は私のちょっとした思い出が有ります
それは凡そ20年前にさかのぼります 列車好きだった私の甥が
「探偵! ナイトスクープ」 の番組に 「徳島の坪尻駅は一日の乗降客が
数人しかいない 乗降客が少ないのになぜ駅が有るのか? 調べて欲しい」
と投稿それが番組に受付てもらえ 調査が行われてテレビで放映された
その後 この駅は幾度か別のテレビでも紹介された 
その時から
「秘境の駅」 と云う言葉が生れたと記憶している



R-32号からは降りれないので ワンマンカーで
阿波池田駅から坪尻駅へ向かう
 凡そ20分位で坪尻駅に到着
人里から隔離された場所でした
駅舎内を管理・掃除する人と一緒に下車
この駅はスイッチバック駅の為 運転手が
後部に向い 来た方向へ出発
200 m位走った所でこちらに向かって
戻ってきました 高さにして 2 m位
上がっていました
下りの列車まで1時間有ったので
周りを散策  駅の正面口
思った以上に整備されていた
 かっては乗降客が駅前の方(西)の斜面を登って通って
 いましたが 今ではその気配は全くなし マムシ注意の
 看板がそれを物語っていました
駅前から木屋床(コヤドコ)への集落に登る道標が
有ったが 使用されていないのか朽ちて道は
草が生い茂っていた
  線路側から見た駅舎とホーム
最近作ったのか新しい仲良しベンチが
置かれていた
線路東側 ここから国道32号線に出る事が
出来るが 道は坂がきつく浮石が多いので注意
廃屋とバイクの野ざらし放置ががいかにも
秘境駅らしさを物語っていた
 この場所には似つかない 特急列車 南風号が
スイッチバックせず一気に急坂を登ってきた
 主だった駅には「駅スタンプ」がある  ここ坪尻駅にも
備えられていたが ある日忽然と無くなってしまった
その後 1,300 kmも離れた青森県の中沢駅で
発見され無事に帰って来た
そのスタンプが説明付きで
置かれていた
 
ここには二つの駅スタンプが有りました
旅をしていない方の駅スタンプ
乗降客の最初の調査では地元の老夫婦のみで有ったが
今では時も経ち 地元の乗降客は居なくなった その代り
鉄道マニアの秘境駅探訪者が多くなってきた 訪問者の
寄せ書きノートが高く積まれていた
 
坪尻駅の概況が書かれていた 坪尻駅は
秘境駅ランキングのベスト
に選ばれていた
平成22年5月
2017年度版年では
5位になっていた
 下り普通列車 「池田行」 が入線してきた
この列車で帰ることにした
駅舎の清掃管理者の人達も一緒に
乗車した
 一時間少々の時間でしたが思った以上に
早く列車が入線してきた様に思えた
列車内は昼間の事であったので乗客は
殆ど乗っていませんでした