吉野川 第 十 堰
(ダイジュウゼキ)


第十堰の緒言
藩政時代(1672年)に徳島城を守る為に 新川堀抜工事が行われた その後の
洪水でその水道が拡大し吉野川の本川になった  昭和7年(1932年)にこの
新川を「吉野川」に改名し 第十堰付近から流れ込んでいた 吉野川は「旧吉野
川」に改められ現在に至っている その結果旧吉野川に流れ込む水量が減少
水稲栽培に影響が出る様になった為 1752年に水位を嵩上げし旧吉野川への
流量を確保する堰が作られた その位置が当時の第十村(現石井町)で有った事
から堰の名前が「第十堰」となった                   
この堰は洪水調節の観点から「可動堰」に改築する計画が持ち上がったが 環境
問題から反対派と賛成派が住民投票に迄発展し 可動堰反対派が勝利し現在も
古い堰が残ったままとなっている                    

・ 所在地; 上板町第十新田(左岸側)--石井町藍畑第十(右岸側)       


第十堰の全景 右岸下流側より

第十堰の全景 左岸下流側より

堰上流側の溜水 徳島市 石井町の水道水源地にもなっている  右岸上流側より

堰部ズームアップ 右岸下流側より
 

堰部と堰崩壊防止用のブロック 左岸側堰部より

堰部下流側より崩壊防止ブロック 左岸下流側より

堰部から上流部を望む 左岸側より

堰部の魚道  左岸側より 鮎の遡上時期であったが撮影出来なかった

過去の最大洪水痕跡水位表示板 右岸側より左岸を望む

唱和29年洪水水位 H.W.L. 11.880 m H.W.L; 満潮時の最高水位の平均値


第十堰の地図